新禁煙法で指定された禁煙の場所


新禁煙法の条文は、その大部分は喫煙が禁止されている場所についての説明になっています。ほとんどの場所が禁煙ですので、どこでたばこが吸えるのかだけ書いてくれれば良いのにと個人的には思いますが。
しかも、禁煙場所が列挙されていますが、それはあくまでも一例であり、条文に書かれていないからといって喫煙できるわけではありません。 ますます、「以下の場所以外ではすべて禁煙」と書いてくれれば良いのにと思ってしまいます。

細かいことを気にしていられない方は、「喫煙可能な場所でない限り、禁煙」と思っていただき、これ以上読み進めずに、「喫煙可能な場所」に移動していただければと思います。

新禁煙法をとりあえず押さえておこうという方のために説明を続けさせていただきますと、新禁煙法で禁煙とされている場所は、以下の通りです。
  • 合衆国政府、州政府の所有する施設
  • 公共の場所で、屋根や壁に囲まれた場所
  • 屋外の競技場やアリーナ
  • 上記の場所から20フィート(約6メートル)以内の場所
  • 禁煙の標識が掲示されている場所
「屋根や壁に囲まれた場所」というと建物だけを想像してしまいますが、バスやタクシーといった乗り物内も禁煙ですので注意してください。

こうして列挙すると少なく感じられる方もおられるかもしれませんが、「公共の場所で、屋根や壁に囲まれた場所」が禁煙ということは、旅行者の場合、結局、屋内はすべて禁煙ということになります。
さらに「喫煙が禁止されている場所から20フィート以内の場所」も禁煙ですし、屋外でも禁煙の標識があれば喫煙は禁止されるため、屋外だからと言って、気軽に喫煙できるわけでもありません。

新禁煙法で定められている禁煙の場所を一言で言うと、「屋内および屋外の一部」と言うことができますが、禁煙箇所は広範囲に渡ります。