帰国時に免税されるタバコの数


日本国内でタバコを買う場合、いわゆるたばこ税と消費税が値段に含まれてます。
マイルドセブン系のタバコは1箱410円ですが、そのうち税額は 264.40円です。
成田空港の免税店、すなわち、Duty Free Shop でタバコを購入した場合、当然、この税金は含まれません。
したがって、国内価格よりもかなり安くタバコを購入できます。
マイルドセブンは1カートン4,100円ですが、税金がなければ1,456円で買えます。
免税店は必要な費用と利益を価格に載せますので、免税店であっても1,456円で購入できるわけではありませんが、大体2,000円前後の金額になっていると思います。
国外では日本と税法は違いますが、免税店では税金なしでタバコを購入できるため、日本の免税店と同様にかなり安い金額でたばこを購入できます。

ただし、購入して税金がかからないのは免税範囲の本数だけです。
免税範囲を超えた場合、税関で税金を払う必要があります。

帰国時に日本に税金を払わずもちこめるたばこの本数は、1人あたり日本製たばこ200本、外国製たばこ200本です。
大体のたばこは1箱に20本入っているので、200本だと10箱、すなわち、1カートンが免税の範囲内です。
具体的には、日本製の「マイルドセブン」1カートンと外国製の「マルボロ」1カートンの両方を免税範囲で持ち込めます。
1人あたりなので、夫婦で旅行した場合、夫と妻ぞれぞれで日本製たばこ1カートンと外国製たばこ1カートン、したがって、全部で4カートンが免税範囲になります。
と言うと、子供も頭数にいれられるのでは?と思われる方もおられるかもしれませんが、未成年者の場合、タバコは免税されませんので、ご注意を。

免税範囲を超えた本数のタバコを持ち込んだ場合、税関で1本につき11円の税金を払う必要があります。
たとえば、日本製の「セブンスター」を1人で2カートン持ち込んだ場合、免税範囲を超えた200本分、すなわち、2,200円を払わなければいけません。
逆に言うと、セブンスターは国内で1カートン4,400円ですので、免税店で2,200円未満で購入できば、免税の範囲を超えていても、国内で買うよりは安いということにはなります。

まとめると、
  • 帰国時に免税範囲でもちこめるタバコは、1人当たり
    • 日本製たばこ1カートン
    • 外国製たばこ1カートン
    の合計2カートン
  • 上記を超える場合、1本あたり11円の税金
ということになります。

ハワイに持ち込めるタバコの数は帰国時に日本に持ち込めるタバコの数とは違いますので注意が必要です。

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